血液検査の必要性
抗精神病薬などの薬剤には、ごく稀ではありますが、肝機能や腎機能への障害、さらに横紋筋融解症のような深刻な副作用を引き起こす可能性があります。そのため、お薬の投与前後での変化や、投与後の経過を確認する目的で血液検査が必要となることがあります。
また、他の医療機関で定期的な血液検査を受けていない患者様には、脂質異常症や高血糖といった生活習慣病の合併がないかを確認するために、血液検査を行うことがあります。なかには、糖尿病の方には使用を避けるよう注意書きのあるお薬もあるため、安全に治療を行う上で血液検査が重要となります。
心理検査について
CES-D
CES-D(Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)は、こころの落ち込みや意欲低下など、うつ症状の程度を把握するための質問紙検査です。過去1週間の気分や睡眠、食欲、集中力などについて簡単な設問に回答していただき、点数化することで現在の状態を客観的に確認します。診断を確定するものではありませんが、治療の必要性の検討や経過の変化をみる際に役立ちます。ご本人の自覚と医師の評価をつなぐ補助として活用します。
バウムテスト
バウムテスト(樹木画テスト)は、紙に「木を1本描く」というシンプルな方法で行う心理検査です。描かれた木の形や大きさ、枝ぶり、地面との関係などから、現在の心理状態や対人関係の傾向、ストレスの影響などを多面的に理解する手がかりを得ます。言葉で説明しにくい気持ちや心の特徴を把握しやすい点が特徴です。結果は単独で判断せず、面接内容や他の検査とあわせて総合的に確認し、今後の支援や治療方針の参考にします。
